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コラム

代表コラム

令和6年度 健康運動指導研究成果報告会がありました。

昨年5月31日に、公益財団法人健康・体力づくり事業財団より採択されました研究の成果報告会が5月23日にありました。
3月31日までに抄録等成果物の提出を済ませ、発表待ちのところでした。
実践研究者はポスター発表、発表時間内でのまとめや想定される質問項目などへの応えも考え準備万端ではありましたが、
発表日2日前、ほんとに急に体調を崩してしまい当日発表できなくなりました。今までの人生、大事な場面での急なキャンセルは初めてでしたが、あるものなんですね。
1月からの無理がどか~んときたのかもしれません。

ということで、ポスター展示のみということで事務局と話していましたが、なんと共同研究者としていろいろと提案指導していただきました竹中晃二先生(NPO健康心理教育実践センター理事長、早稲田大学名誉教授、順天堂大学スポーツ健康医科学研究所客員教授)が急遽発表してくださることに。
竹中先生は、多方面で忙しくされているのに時間を作って下さり感謝の一言に尽きます。

研究タイトルは「高齢者の運動実践を促す動機づけパンフレットの開発および評価」
研究内容は、以下の1~3になります。

研究1:動機づけパンフレット開発のための事前調査   
本調査の基となる行動変容理論は、Health Action Process Approach(Schwarzer, 2002; Schwarzer, et al., 2011:以後HAPAと略す)を用い、それに基づいた調査用紙を作成し、ご高齢者に協力いただきました。調査結果を整理し、対象者を身体活動・運動を行うつもりがない高齢者(プリ・インテンダー),行うつもりはあるが定常的な実践に結びつけることが難しい高齢者(インテンダー),不定期または定期的に実施している高齢者(初期アクター・アクター)に分類し,各群において運動実践を妨害する要因やその対処方法を探りました。

研究2.動機づけパンフレットの開発
研究1で得た結果を基に運動指導者用の動機づけパンフレットを開発しました。共同研究者である竹中晃二先生の他、山口大学教育学部 上地広昭教授も入ってくださり意見交換をしながら進めていきました。
  
研究3:動機づけパンフレットの有用性調査
作成した動機づけパンフレットを、運動指導者に使用してもらい、Bowen et al.(2009)の有用性テストに基づいて作成した調査を実施し、高評価を得ました。

 A4サイズ(表紙)    (裏面) 
          
今後、様々な場面で運動指導の皆様に活用できるようしていき、運動を始められる、また継続できるような方々を増やしていきたいと思います。
健康寿命の延伸!!ぎりぎりまで幸せに充実して暮らせるために運動は一つの選択肢になりますね。

web冊子もあります。全部見れますのでよかったらご覧ください。
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https://saas.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjo1MzA1ODJ9&detailFlg=1&pNo=1

研究成果は立派な冊子にまとめてくださいました。

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