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コラム

美壽工房

美しいモノ作り(うるし調)

「美」その人の中にある美しいモノ
「壽」めでたいコト

もう何年も前から「ご高齢者の働く場所があればいいな」と考え、少しずつ準備をしていましたが、日頃の仕事に追いかけられ遠のいていた数年。
―自分で楽しみながら働くー
おいしいものを食べるため

綺麗な景色を観に出かけるため
お孫さんにお小遣いをあげるため
そんな楽しい目的のある働く場所づくりをしたいと思い描いてきました。
実現に時間はかかりましたが、このコロナ禍の中、一人でも多くの方に喜んでいただきたい、そんな仕事にじっくり取り組める時間を持てている今を幸せだと受け止めています。どなたにもある「美」みんなで探したいめでたい(喜び合う)「壽」
同じ空間で探していきましょう。

ノーマライゼーション

2007年から2019年の12年間、介護予防重視型のデイサービスをやっていました。
目黒区で三つ目にできた短時間デイサービス、二つのデイサービスが早めに辞め、サルークは目黒区で老舗だとケアマネさんに言われていました。
そんな活動の中参加されていた60代後半の男性、脳梗塞で右麻痺のあるこの男性は元大工さんでモノ作りが好き、利き手ではない左手を使っていろいろと作っていらっしゃいました。得意(好き)なことをやりながらリハビリにもなる、そんな場所を作りたいというのも思い続けていました。
若いお母さんが、子供を幼稚園に預けている時間に人生の先輩方に仕事をしながら子育て相談をするのもいい、地域で様々な年代の人が交流できる場、素敵だと思います。
そこにはノーマライゼーションがあります。

数年前の作品
一部工程から出来上がるまで。

2017年6月の作品「手鏡」

①シナノキを切って型作り

②色塗り

③磨き上げ まだまだ艶がない状態です。


④出来上がり

鏡立ては、蓋にもなります。
シナノキも塗装を塗り極限まで磨き上げると、まるでうるし塗りと間違えそうです。
写真も撮らず人にプレゼントしたので、4点しか残っていません、残念。
サルークの縁の下の力持ち、モノ作りが好きなハンドメイド作家が仕事の合間を縫って作りました。

こちらは、小物入れ

小物入れ

シナノキに色を付け、磨き上げることでピカピカの小物入れに変身します。
黙々と磨き上げる、ご自身の心と向き合いながら「モクモク」もあり、仲間とおしゃべりしながら「ペチャクチャ」もあり、顔が映るくらいに磨き上げる、出来上がったモノは素晴らしい心が通っています。そんなモノと出会えた方も嬉しい、関わる全ての方が幸せな気分になれると最高です。

 本職は設計・施工、インテリアデザインの仕事であるハンドメイド作家自身の生きがいにも繋がっていることでしょう。
手先を動かし認知症予防にもなりますね。
今も隙間時間をみつけて、身近な材料を使い、更に研究しています。
今後、素敵なモノたちをたくさん生み出せると嬉しいですね。

老いも若きも一緒に、楽しいモノ作り、空間作り

もう少しでいろいろな作品を紹介できます。
お楽しみにお待ちくださいますなら嬉しいです。
一緒に楽しい空間づくりのお手伝いをお願いします。

 詳細は、別途掲載しますので、お待ちいただけるようお願いいたします。

 

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